社会保険労務士の2016年の合格率がやっと発表されました

オフ 投稿者: wpadmin

社会保険労務士の試験は、ひたすら合格率が噂の的となってきました。そして2016年度の試験の合格発表の際も、あっという間に反響を呼び起こしています。

近年まれに見る合格率の低さ

2016年の合格率は、結局4%という計算結果になりました。これは、近年ではとてつもなく低い合格率です。

ただしこの合格率を適切に評価するには、これまでの経緯を振り返らないといけません。社会保険労務士の合格率は、何年もの間7%から8%くらいがザラでした。例外を探すとしたら、2007年の10.6%くらいでしょう。しかし2013年になると5.4%といくぶん低下してしまいます。2014年はその反動のように、9%を超える上昇ぶりを示しました。そしてその翌年…つまり2015年はなんと2.6%と一気に低迷してしまったのです。2016年は、その前年と比べれば少し合格率が回復したことになるのです。

もっとも、識者の間では「2016年は、前年よりは合格率が上がるだろう」という意見が過半数だったはずです。毎年のように2~3%という合格率が定着してしまうのでは、厳しすぎるという意見が根強かったことは間違いありません。試験本部も、前回よりは上がるように慎重に準備していたと思われます。そして今年は、前例のない「社会保険労務士試験の合格基準の考え方について」という書面が発行されました。

救済措置科目の多さ

このほか、今年でユニークだったのは、救済措置の科目が多めだったこと。択一式問題において、救済が3科目に対して実施されましたが、これはそうそうあることではありません。試験問題は全体として極度に難問ぞろいだったとはいえないのですが、試験問題を解き終わらなかった受験者がかなりいたという指摘があり、試験本部は得点調整および合格率のコントロールにかなり苦慮したことは想像に難くありません。

2017年の社会保険労務士試験でも救済はかなりの確率で実行されるでしょう。ただし合格率そのものについては、なかなかまとまった意見がありません。なるべく、再度の低下は回避されるのではないかという意見が多いですが……いずれにしても来年に、大幅に上昇するという意見はかなり少ないです。受験者は気を引き締めて勉強する必要があります。