
大原の講座
社会保険労務士の難易度をスムーズに乗り切るためには、通信講座の受講が、コスパもよくてたいへんにおすすめですが……社会保険労務士の通信講座を検索しても、10社や20社では終わりません。この1年くらいのリサーチで反響がすごかった大原について説明しましょう。
メジャー会社の雄ともいえるような存在ですね。
※せっかくの機会ですから、未経験者が受けるときに、気になる点をフィーチャーしながら説明したいと思います。
<大原の社会保険労務士通信講座の概要>
費用はいくら?
- 全範囲を学べるコースはいずれも、20万円前後かかります。ただし、特典があるときに申し込めたら2~5万円程度安くなることもあります。
- 合格者返金制度があります。
- 教育ローンが用意されています(最大で15回ほどの分割支払い可能)。
どんなテキスト?
- テキストは、流れを説明する図が多いため、ぱっと見ただけでも何がどうなっているのか吸収できるように構成されています。
- 1ページ見開きで、ひとつの項目が収まる点も高評価です。
- 難易度が示されている点も便利です。
- 問題は、基本的に白黒の一色刷りで、10分以上読み続けていると集中力が薄れてくる点でしょう。
どんな問題集?
- 難易度が示されているなど便利な点が光ります。
- また、見開きで問題と解説をすっきりと納めている点も評価の対象となっています。
- 解説がページによっては不充分なことがあるという意見もあります。
その他の教材は?
- DVDやWebストリーミングは、映像を再生する機能に関しては超一流レベルといえます。映像をストップさせたり、任意の場所に移動させたりする機能については抜群の融通性を備えています。
- ポイントは、映像の中身でしょう。黒板に基本的にチョークで書いて教えるスタンスの講義のため、説明を読みやすくないことがわりとあることは否めません。
- 音声だけの講義もあり、CDないしダウンロード型の教材があるため、外出が多い人には向いています。
- メールマガジンも発行されています。
<大原の社会保険労務士通信講座は何がよくて何が惜しいのか?>
大原の通信講座のスローガンは、「一発合格主義」、社会保険労務士の勉強法では避けて通れない、「苦手科目をつくらずに、必要な知識の吸収と演習を繰り返す」というスタイルをよく貫き通しています。
メジャーな資格のスクールだけあって、豊富な人員を大量に登用しての教育スタイルづくりがそこにはありますね。
惜しむらくは、通信講座の費用が通学講座とほとんど変わらないことです。つまり高額ですね。
また、カリキュラムは申し分ないのですが、テキストやDVD等の見せ方には好き嫌いが出てきます。シンプルに、モノクロを基調としたプリントスタイルや、黒板にチョークで文字を書くタイプの講義が大好きな人以外が使用すると、だれてくることも事実ですね。