
学習スケジュールを立てる
学習スケジュールといっても人それぞれです。12ヶ月で立てる人もいれば、10ヶ月で立てる人もいます。
それは現在の知識量によっても変わりますし、勉強スタイルによっても変わります。
ですが、ここではあえて目安を付けるために10ヶ月の大まかな学習スケジュールを立ててみます。
10ヶ月というのはあくまでも目安で、それだけ勉強したからといって合格できるわけでもないですし、一般的なデーターでもありません。
基礎知識をインプット(3ヶ月間)
まず3ヶ月間は、基礎知識を重点的にインプットして、基礎作りを致します。ここをおろそかにしては、応用が理解できないので、とても重要です。
勉強のやり方としてまずは動画講義とテキストを使い、社会保険労務士の全体像をイメージすることからはじめます。
なので、細かな項目は無視しても構いません。
頭の中で背景を作れればそれで良しとします。背景ができれば、その後細かく覚えていく際に理解を助けることが出来ます。
逆にいきなり、完璧に覚えようとしてしまえば無理が出て挫折の原因になりかねません。
社会保険労務士で挫折するのはこの段階です。まずは、無理なく覚えるということが肝心です。
次に条文や専門用語、事例などを細かなことまで覚えていきます。
動画講義があれば、より詳しく解説してくれるので理解が早くなります。その際に私がおススメするのは、知識をインプットするだけでは、すぐに忘れてしまいますので、基礎知識を確認する問題集を解けばよいと思います。
私が受講していた通信講座では確認テストというものがありましたので、それを解いて知識の理解を深めて行きました。
このように勉強していきます。少なくても3回くらいは繰り返してください。
実践力をつける(5ヶ月間)
ここでの勉強は、本試験での解答力を付けるために過去問を使いアウトプット中心の勉強をしていきます。
この勉強をどれだけやれるかが、合格を左右しますので、5ヶ月間という長い期間を設けます。
おそらく最初は、ほとんど解けないと思います。過去問は、様々な知識を使わなければいけないので、頭の中では、何処でどの知識を使うか整理できていないのです。
ですから、わからなければ解説を読みながら理解し、もう一度テキストやDVD講義を使いながら覚えるようにします。それをすることで、記憶が曖昧だった条文や専門用語の理解を深めることが出来ます。
そして、一通り理解できれば、次に時間を計りながら問題を解いていって、スピードを意識します。この訓練をすることで本試験の際に時間がなくて解けないということはなくなります。
この過去問の勉強は10年分を3回以上繰り返して下さい。それくらいの勉強をしっかりやれば、合格圏内のレベルに達すことが出来ます。
本試験前の仕上げ(2ヶ月)
ここまでくれば、後は自分の苦手な分野を克服して最後の仕上げに入ります。その時に模擬試験を受けると良いでしょう!
模擬試験は、社会保険労務士の試験範囲を想定して問題が作られているので、現在の実力を知ることが出来ます。
そして、結果が出れば間違っている分野を、もう一度復習してみると良いでしょう。
また、今まで良く間違えた問題や分野をノートにまとめといて、それを見返すのも良いかもしれません。
その他にも法改正や白書対策もチェックしときます。ここでのポイントは新しいことを覚えようとしなことです。あくまでも復習に徹してください。
これから新しいことを勉強しても覚えられません。それよりも今までやった復習をするほうが合格の可能性が高くなります。そこだけは忘れないで下さい。
余裕を持った計画を
ここまでが大まかなスケジュールです。
あとの毎日の細かな時間は、あなたの生活環境に合わせて調整して下さい。
それともう一つ計画を立てる際は、出来るだけ余裕をもって立てることです。突発的な用事やどうしても勉強できないことは必ず出てきます。それを見越して計画を立てることも大切です。